事業内容
- DX推進/IoT開発事業
- AI/ROBOTICS開発事業
創業以来、170年の歴史を誇る籠長本店(かごちょうほんてん)様は、佃煮や惣菜を製造し続け、日本全国にその味を届けている老舗企業です。素材選びから製造過程まで、細部にまでこだわり抜いた製品は、長年にわたり多くの方々に愛され続けています。
今回は、その伝統を守りつつ、さらなる品質向上を目指して「OKIKAE検査ボックス」を導入された籠長本店の主任、籠谷流星さまに、導入に関するインタビューをさせていただきました。
ご回答者
有限会社籠長本店
主任 籠谷流星 様
インタビュー担当
株式会社ASTINA
技術部部長 林 稚人
弊社は1854年に創業した佃煮・惣菜製造業者です。
兵庫県瀬戸内の郷土料理の「いかなごのくぎ煮」やおせちに欠かせない「田作り」「たらの煮付け」など幅広い佃煮を製造しております。
素材・調味料・炊き方にこだわり、お客さまの喜ぶ顔を思い浮かべながら、昔から受け継がれてきた伝統ある佃煮を提供しております。
さらなる異物除去の精度向上を目指し、最先端の技術を用いる必要があると考えました。導入前は、従業員による異物の目視選別を行っていました。
しかし、人の目では長時間集中して選別することが難しく、AIなら長時間でも安定した選別が可能になるため導入を決めました。
色彩選別やX線選別を用いた選別装置も検討しておりました。
しかし、OKIKAE検査ボックスのデモを見させて頂いた際に、色彩選別やX線選別では除去できない異物(フグなどの同色異物)を、OKIKAE検査ボックスでは除去しており、AIの異物に対する精度の高さに魅力を感じ、導入を決めました。
以前に目視選別を行っていた際に使用していたベルトコンベアを、OKIKAE検査ボックス導入後も併用できるようサイズの調整を行っていただき、スムーズな導入が実現しました。
導入前は、新しい技術であるAIが適切に異物除去を出来るのか不安でしたが、デモ機で異物除去を直接確認できたり、丁寧な説明やAI学習後の除去テスト動画も共有して下さり、安心できました。
また、わからない事や不具合にもすぐ対応していただき大変心強いです。
OKIKAE検査ボックスによるAI選別によって、以前に比べ異物の除去率が向上し、お客様により安心・安全な商品をお届けできることが可能になりました。
田作り佃煮メーカーとして初のAI搭載異物除去装置(OKIKAE検査ボックス)を導入したことにより、お客様から商品の安全性を評価していただき、弊社の商品価値が上がりました。
品質管理や検品作業の向上にご興味がありましたら、ぜひご連絡ください。
株式会社ASTINAは、AIとロボット技術を駆使して、自動化と省人化のソリューションを提供しています。生産性や品質に関する課題に対して、専門知識をもとに最適な提案を行います。どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。