事業内容
- DX推進/IoT開発事業
- AI/ROBOTICS開発事業
今回は株式会社東海理化様のプロジェクトをお手伝いしましたので、開発マネージャーの千崎様にインタビューをさせていただきました。
千崎様、快くお引き受けいただき、ありがとうございます!ASTINAにご相談いただいた経緯や、プロジェクトにおけるASTINAの対応や印象についてどうだったかというテーマでお伺いさせていただきます。
ご回答者
株式会社東海理化
ZENAIMプロジェクト 開発マネージャー
千崎大輔様
インタビュー担当
株式会社ASTINA
広報/マーケティング
大澤
弊社は自動車部品メーカーの東海理化として知られていますが、私は社内ベンチャーとして、ゲーミングデバイスブランド「ZENAIM」の製品企画及び開発を担当しています。企画から開発、設計まで幅広く携わり、ユーザーにとって理想的な製品を作ることをミッションとしています。
自動車部品を手掛けてきた企業として、新しい分野に参入するにあたり、ソフトウェア開発の部分に課題がありました。また、ハードウェアの部分でも社内の技術はあるものの、それを新しい業界に参入する際にすぐに製品適用できるわけではありませんでした。
特に課題となったのは、限られたリソーセスで試作品をラピッドに作り込んでいき、プロゲーマーからのフィードバックを繰り返し受けて量産まで持ち込む必要があった点です。メカニカルな部分と、エレクトロニクスのハードウェアの部分、そして組み込みソフトとPCアプリケーションの部分、これらすべてを一気通貫で共同開発できるパートナーが必要でした。
開発パートナーを探す中で、当社は特にユニークな製品を作りたいという思いがありました。ユニークなキーボードの開発には高度な技術が必要でしたが、ASTINA殿の技術力とマインドセットが私たちの目指すところと見事に合致していました。
特に印象的だったのは、当社からの情報が不足している部分についても、ASTINA殿から補う形で積極的にご提案いただいた点です。私たちの技術者とASTINA殿のエンジニアとの対話を通じて、高い技術力と共に開発に取り組みたいという意欲、熱意を強く感じました。
エンジニアとしてのマインドセットが合致しており、継続的なお仕事でもスムーズにコミュニケーションを取れています。
特に印象的だったのがプロトタイピングのレスポンスの速さです。
ハードウェア、ソフトウェアともに、要件定義から作り込みまで非常に迅速な対応をしていただきました。プロのレビューを受けてから1ヶ月後、時には正味2週間という短期間での修正対応も、確実に納期に間に合わせていただけました。
また、コミュニケーションの面でも非常に印象深い経験がありました。まるで工学部の研究室で一緒に開発しているような、モノづくりに没頭し熱のこもった議論ができました。私たちが用意した簡単なパワーポイントの資料でも意図を理解して形にしていただき、ゲーミングデバイスという業界への興味も持って主体的に情報のキャッチアップをしていただけました。
「できない」というネガティブな発言は一切なく、常に「どうやったらできるか」というスタンスで取り組んでいただいた点が特に印象的でした。モノづくりができる人たちの集まりとして、新しい分野に対しても興味を持って調べながら進めていただけました。
開発プロジェクトは、発注から開発終了まで1年半ほどで完了し、現在は製品販売を開始しています。また、量産開発まで至り、新規開発品の相談もさせていただいています。
今までお話しさせていただいた内容を総合すると、ASTINA殿には多岐にわたり貢献していただいています。特筆すべきは、『いつでもすぐそばにいるような感覚』があることです。Slack上でのやり取りなど、時には社内よりも身近に感じることもあります。
当社の新規開発品の相談にも継続的に乗っていただいており、常に期待通りのアウトプットを得られています。ゲーミングデバイスという新しい分野においても、業界知識を習得しながら確実に開発を進めていただいており、そのような真摯な姿勢にも助けられています。私たちが目指す製品開発の実現に向けて、確かな技術力で支えていただいていると実感しています。
私たちは『WELL GAMING(ウェルゲーミング)』という言葉を掲げており、これからもこの言葉に相応しい幸福なゲーム体験を提供する製品作りを進めていきます。市場やユーザーとの継続的なコミュニケーションを取りながら、イノベーティブな製品を生み出していくことが重要だと考えています。
事業としては、現在キーボードをリリースしましたが、1製品だけではスケールしていくことは難しいと考えています。そのため、ラインナップを増やすことでブランドとしての価値を高め、ユーザーの選択肢を広げていきます。また、これらの製品を海外に広げていくことも大事だと考えています。
ASTINA殿は最初から一緒に開発を進めてきたパートナーとして、これからもリスペクトをもって共に歩んでいきたいと思っています。追加開発も含めて、様々な形での協業を続けていければと考えています。
千崎様、本日は貴重なお時間をいただきを誠にありがとうございました。ASTINAもまた、お客様のユニークな製品開発の実現に向けて、技術パートナーとしてより一層の支援ができるよう努めてまいります。
新しい価値の創造に挑戦する企業様には、様々な開発フェーズで乗り越えるべき壁があります。限られた社内リソースでの開発、スピーディーなプロトタイプ開発の実現など、道のりは決して平坦ではありません。
ASTINAは、そんな挑戦者の皆様の技術パートナーとして、一つひとつの課題に真摯に向き合い、その実現に向けて共に歩んでまいります。プロトタイプ開発から量産設計まで、豊富な開発実績とノウハウを活かし、「やりたいこと」の実現をご支援いたします。
テクノロジーを活用する新規事業開発や製品開発でお困りのご担当者様は、ぜひASTINAにご相談ください。